歯周病菌検査 とよしま歯科医院提供
PCR法(Polymerase Chain Reaction:ポリメラーゼ連鎖反応
歯周病は、嫌気性菌(酸素の無いところを好む)が発生の原因と言われています。以前は嫌気性菌の検査は困難でしたが、今までは菌のDNA(遺伝子)を増幅して調べるPCR法(Polymerase Chain Reactino)が開発され可能になりました。PCR法による歯周病菌検査では、最も悪さをする6種類の菌を定量的に調べます。
6種類の細菌とは?
Fu菌 Fusobacterium nucleatum
ペーパーポイント |
ハイリスク値 |
Aa菌比率 |
0.01%以上 |
Pg菌比率 |
0.5%以上 |
Pi菌比率 |
5%以上 |
上記の歯周病菌検査を行うことにより、歯周病の病型(タイプ)がわかります。これにより慢性歯周炎か侵襲歯周炎かを決定します。そしてその歯周病細菌数比率ハイリスク値より多い場合は、それによく効く抗生剤(アジスロマイシン、レボフロキサシンなど)を投与(抗菌療法)します。歯周病はもちろんですが、糖尿病なども改善する場合も多々あります。
抗菌療法(アジスロマイシン)後のPCR法による歯周病細菌検査
-デジタルダイヤモンド(2005年8月号)-
rinsho.comにて
歯周病は感染症です。細菌を除去するために除菌が必要となります。この抗菌療法は的確な判断のもとに必要な最小限の方法で処方出来るシステムです。
抗菌療法で主に使われるアジスロマイシンの療法は、長期的に抗菌力を発揮し、副作用が非常に少なく、有効的です
その他簡易的な歯周病検査
(酵素活性測定法 バナペリオ)(嫌気培養法)(位相差顕微鏡検査)
バナペリオは、歯肉縁下プラーク中のPorphyromonas gingivalis、Treponema denticola及び Tannerella forsythiaの3菌種がもつBANA分解活性(N-ベンゾイル-DL-アルギニルペプチダーゼ活性)を検出することによりこれらの存在を調べる検査です。
嫌気培養法は、黒色色素産生性桿菌である Porphyromonas gingivalisとPrevotella intermediaの存在を知る検査です。
そして、薬剤耐性試験も行うことができ、適切な抗菌療法が可能になります。
また、位相差顕微鏡検査法は嫌気性桿菌の有無と運動性、Treponema denticola、原虫(トリコモナス、歯肉アメーバー)のなどを調べます。
虫歯が進行すると、神経や血管がある根管の中に細菌が入り込んできます。痛みや腫れがでますので神経を取らなければなりませんが、侵入した細菌が無菌化できているかどうかを、寒天培地に根管の中の細菌を塗抹して嫌気培養器で調べます。また一度治療が終わった歯が悪化して再発する場合がありますが、それは根管の中の細菌が残っているからです。そのような場合は抗生剤感受性試験を行い、どの抗生物質(3mix.AMPH,ABPC.CMZ.EM.MINO.OFLX.AMPH)が有効かを確認して根管の中に局所投与します。そして再び細菌検査をして無菌化を確認します。
また、当院は抗菌剤密封除菌法も取り入れております。