大人でも足が遠のきがちな歯医者は、お子さまにとって「何をされるのか」と不安な気持ちになる場所だと思います。
歯医者を「痛くて怖い場所」だと思われてしまったら、大人になってからも定期的な通院が習慣づけられず良いことがありません。
診療台に座ると不思議な器具がたくさんで、緊張してしまう子がほとんどです。
お子さまにはどんなことに使う機械なのか説明をし、たくさんコミュニケーションをとって信頼関係を築きます。
「イスに座れた!」「お口を開けれた!」と親御さまに報告する姿は、歯科通院をとおして、お子さまの成長もみることができます。
また、診療室は親御さまも一緒に入れるようになっていますので、お互いに姿が見えず不安だということもありません。
甘い香りのガスを鼻から吸うだけで、リラックスした状態で治療を受けることができるので、お子さまのご負担を軽減することができます。
治療中も意識はありますし、治療後は30分ほどで体外に排泄されるのでご安心ください。
乳歯はやわらかく酸に弱いため、むし歯になりやすく進行が早いのが特徴です。
そのため、親御さまの仕上げ磨きが大切となります。
歯磨きの仕方が不安な場合は、わかりやすくご案内いたしますのでお気軽にご相談ください。
顎の成長時期に正常な歯並び・咬み合わせ・発育を目的とし、小さい顎を拡大するように成長を後押しし歯並びを改善する治療です。
当院では、顎の拡大と前歯の矯正を第1期治療として行います。
その後、定期的に経過観察をし、永久歯がすべて生えそろった時点で再度診断を行い、追加の矯正治療(第2期治療)を行うかをご相談します。第1期治療のみでも状態が改善することがあります。
◆ このような歯並びだと要注意
・空隙歯列(くうげきしれつ)
歯間に隙間がある(すきっ歯)。
・叢生(そうせい)
歯が重なり合ってデコボコしている。
・上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上の前歯や上顎が前方に出ている。
・下顎前突(かがくぜんとつ)
下顎が上顎より前に出ている。
・開口(かいこう)
上下の前歯が咬み合わずに前方ヘ開いている。
・過蓋咬合(かがいこうごう)
歯の噛み合わせが深くなっている。
特に下顎前突(受け口)は早期の治療により改善する可能性が高いです。
①~④までは、無料もしくは保険診療(むし歯や歯肉炎の治療)で行います。
乱れた歯並びは見た目の問題だけではなく、日頃のケアがしづらい点からむし歯や歯周病のリスクが高まります。
また、きちんと噛めないことで消化吸収にも影響し、お身体の不調にもつながってしまいます。
マルチブラケット装置、またはマウスピース装置を使用して、歯を適切な位置に配列していきます。
矯正治療を行うにあたり、お口のなかが健康であれば年齢制限はありません。
目立ちにくい装置や、ご自身で取り外しができる装置も開発されているため、今まで矯正治療に二の足を踏んでいた方も取り組みやすくなっています。
どちらの治療法にもメリット・デメリットがありますので、患者さまのご希望やライフスタイルに合わせてご提案させていただきます。
歯の表面に装置とワイヤーを取り付け、歯並びを整えていく方法です。
ほぼ全ての不正咬合に対応でき、古くからある方法です。
目立ってしまうことで敬遠されがちですが、当院では審美性に優れた目立ちにくい審美装置の取扱いもございます。
弱い力を継続的にかけるだけで歯は動くので、ワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して、少しずつ歯を動かしていきます。
装着した日、または調整した日から数日は痛みを感じることがありますが、1週間くらい経つと痛みは気にならなくなってきます。
歯の大きさ、形、歯並びは患者さまそれぞれで異なりますので、完全オーダーメイドの治療を行います。
歯並びが悪いと、汚れが溜まりやすいため歯周病やむし歯のリスクが高く、噛み合わせや滑舌の悪さ、口呼吸の原因になるなど様々な弊害を引き起こします。
口元がコンプレックスで笑顔になれない方も少なくありません。
当院では、歯の表面に装置やワイヤーをつけない、透明なマウスピースを使っての矯正治療を行うことが可能です。
見た目に配慮した透明なマウスピース型の矯正装置を使用する治療法です。
厚さ0.5mmの透明に近いマウスピース(アライナー)を2週間毎に交換しながら歯に装着することで、
無理な力をかけずに少しずつ歯を理想的な位置に移動させていきます。
CT画像を撮影し、顎の大きさ・歯の状態を把握することで正しい治療期間、治療の装置、費用が決定されます。
また治療前からコンピュータグラフィックで自分の希望する歯並びを相談することができます。
【マウスピース矯正の特徴】
また、歯並びの状態が過度に乱れている場合などマウスピースでは対応ができない場合がありますので、その際はマルチブラケットを使用した方法をご提案する場合もあります。